Home / 読みもの / オークションのプレビューは無料です
美術入門

美術オークションのプレビューは無料です

買わない人も入っていい。予約も要らない。時間と場所、駐車までまとめた。

美術オークションのプレビューはどなたでも無料 — プレビューは予約なしで無料で入場でき、オークションへの応札は会員登録と事前申請が必要で、落札時には購入手数料18%がつく

2026.08.25 ・SUE GALLERY 編集部

オークションに出る絵は、開催前に十日ほどあらかじめ掛けておく。これを プレビューという。 入場料はない。 買う人だけが行く場のようだが、そうではない。ソウルオークションのサイトには「応札とは関係なく どなたでも無料で 観覧できます」と書かれている。ケイオークションも「無料」と案内している。数億、数十億する絵を ガラスなしで目の前で 見る場なのに、そのまま入ればいい。何時までやっているのか、どこへ行くのか、駐車はどうするのかを下にまとめた。

ひと目でわかる
  • 無料である。 両オークション会社とも公式ページに明記している
  • 応札とは無関係である。 買うつもりがなくてよい
  • 予約が必要という案内はない。 営業時間に行けばよい
  • ソウルオークション江南センターは 10:00–19:00 · 駐車場の住所が別に ある
  • ケイオークションの8月オークションのプレビューは 8月26日(水)18:30まで
  • 会場で スペシャリストに説明を頼むことができる
  • 買うことになれば落札価格に 購入手数料18%(付加価値税別)がつく
0ウォンプレビュー観覧料
10日+ふつうのプレビュー期間
18%落札時の購入手数料
0必要な予約

美術オークションのプレビューとは、正確には何か

オークションに出る作品を 開催前に実物で掛けておく期間である。ソウルオークションは公式案内でプレビューを「オークションに出品されたすべての作品を鑑賞し、状態を確認できる 展覧会」と定義している。名はプレビューだが、していることは展覧会なのだ。ふつうオークションの 一週間から十日ほど 前にひらかれると考えればいい。出典:ソウルオークション公式「オークション案内」STEP 02 プレビュー

オークション会社がサービスでひらいているのではない。オークションは 作品を直に見てきた人が値を呼ぶという前提で進行する。ソウルオークションも同じページに「当社はオークション物品を あるがままに 出品する」「展示を通して作品の実物を確認したことを前提に進行する」と記している。ケイオークションも応札の前に直に見てくるよう勧めてきた。

そうしたわけで、 買うつもりのない人にも門はひらかれていた。

買わない人が行ってもよいのか。本当に無料なのか

よい。無料である。ソウルオークションの公式案内は 「プレビューの観覧は、オークションの応札とは関係なく、どなたでも無料で観覧できます」と明記している。ケイオークションも公式案内に “The preview exhibition is free of charge”(プレビュー展示は無料)と記した。両社とも応札の意思や購入履歴を条件にしていない。出典:ソウルオークション公式「オークション案内」STEP 02 ・ケイオークション公式「How to Bid」Step.2 Auction Preview

「プレビューの観覧は、オークションの応札とは関係なく、どなたでも無料で観覧できます。」ソウルオークション公式 オークション案内

建物の前まで行って引き返す人は少なくなかった。扉が重く、中は静かだ。買うわけでもないのに入ったら捕まりそうな気がする。 捕まらない。 プレビューの期間中は、ふつうのギャラリーと変わるところがなかった。

尋ねてみるほうがいい。ソウルオークションは「プレビューの会場で スペシャリストにお声がけいただければ 出品作品についてのご案内を差し上げます」と案内している。説明してくれる人が常駐している展覧会なのに、意外と使われていないという。

予約は必要か

両社の公式案内のどこにも、 プレビューの観覧に予約が必要という文言はない。 ソウルオークションはプレビューの項目で予約に触れていない。予約と事前申請は 応札 の段階でのみ求められる(書面・電話はオークション前日の深夜零時、オンラインパドルはオークション開始2時間前が締切)。ただし 営業時間内に 行かねばならない。特別展や外部会場でのプレビューには、別途の案内がつくことがある。出典:ソウルオークション公式「オークション案内」STEP 02・04 ・ケイオークション公式「How to Bid」

では、買うとなると何が変わるのか。 見る扉と買う扉が別にあると考えれば分かりやすい。見る扉はひらいていて、ただである。買う扉は会員登録と事前申請が要る。この二つをひとつと思い込んで、はじめから入れないでいる場合が多い。

何時から何時までやっているのか

オークション会社と回ごとに違った。公式の表記では ソウルオークション江南センターは10:00–19:00, ケイオークションの8月オークションのプレビューは10:30–18:30である。プレビューの期間中はおおむね 休みなく ひらく。回ごとの時間は、各社サイトの告知が基準である。出典:ソウルオークション公式「アクセス」江南センター営業時間 ・ケイオークション公式サイト 8月オークションのバナー表記

オークション会社会場時間・備考
ソウルオークション 江南センターソウル特別市 江南区 彦州路864 新沙洞636-410:00 – 19:00
公式アクセス案内の営業時間
ソウルオークション 本社ソウル特別市 鍾路区 平倉30キル24 平倉洞98回によって使用
ケイオークションソウル特別市 江南区 彦州路174キル26 ナムガンビル7階10:30 – 18:30
8月オークションのプレビュー 8.15–8.26

出典:各社公式ページ。プレビューの日程は回ごとに変わる。行く前にサイトの確認が必要である。

ソウルオークションはプレビューの日程を「ショートメッセージ、SNS、サイト、図録(招待状)などを通じて告知する」と案内している。 常設の展示ではない。回ごとにひらいては閉じる形である。 いまひらいているかどうかを確かめてから動くのがよい。

いま行ける場所(2026年8月25日時点)。 ケイオークションの8月オークションのプレビューが 8月26日(水)18:30まで ひらいている。オークションは同じ日の16時である。ソウルオークション194回のプレビューは8月25日で終わった。 この日付は時が経てば合わなくなる。 次回の日程は各社のサイトで確認できる。

どこへ行き、駐車はどうするのか

ソウルオークション江南センターは 彦州路864(新沙洞636-4)である。公式のアクセス案内には 駐車場の住所が新沙洞636-6として別に 記されている。会場と駐車場の地番が違うので、カーナビには駐車場の住所を入れるほうがよいだろう。ケイオークションは 彦州路174キル26 ナムガンビル7階である。二か所とも狎鷗亭・新沙の圏内なので、地下鉄で行きやすいだろう。出典:ソウルオークション公式「アクセス」・ケイオークション公式サイト下部の住所表記

では、オークション会社はなぜこれをただでひらくのか。駐車料金と無料時間は公式案内にない。車で行くなら、行く前に代表番号に尋ねるのが確実である。

行ったら何が見られるのか。美術館と何が違うのか

美術館の所蔵品ではなく、 いま市場に出ている作品を見る。ほとんどが個人の所蔵品なので、今回を逃せばまた公開されるかどうか分からない。落札されればまた個人の家へ入ってしまう。 状態を確認するために掛ける展示なので、ガラスなしで近くから見る。出典:ソウルオークション公式「オークション案内」STEP 02(作品状態の確認という目的を明記)

なぜ今回を逃すと見られないのか。美術館の常設展は来年もあるだろう。プレビューに掛かった絵は数日後に消える。 また見られるかどうかが、いちばん大きな違いである。

プレビューには 値札がつく。 図録と会場の表記に推定価格が記されている。どの作家のどんな仕事が、いまいくらほどで取引されるのかを目で覚えられる。値がどうつけられるのかが気になるなら 若手作家の作品の買い方に実際の価格帯をまとめてある。

写真を撮ってもよいのか。服装はどうするのか

撮影と服装は 両社の公式案内に規定がない。 よい悪いをここで言うのは難しい。会場の案内に従うほうがよいだろう。撮りたければ スタッフに尋ねてから 撮るのが安全である。出典:ソウルオークション・ケイオークション公式案内に当該規定なし(2026.8.25 確認)

服装より気をつけるべきは 作品との距離である。プレビューはガラスなしで掛かることが多い。それらの作品は状態そのものが値である。手を入れたり寄りかかったりせず、鞄を体の前に持てばいい。

ひとりで静かに見て出てきてもよい。気になれば尋ねてもよい。

見ていて買いたくなったら、何を知っておくべきか

落札価格が最終金額ではない。 ソウルオークションの場合、国内オークションの購入手数料は 一律18%で、付加価値税は別である。公式案内は落札価格(オークショニアが落札の槌を打った金額)と購入価格(落札価格+手数料+付加価値税)を区別する。落札は 撤回できない。 やむをえず撤回する場合は 落札価格の30%を違約罰として支払う。出典:ソウルオークション公式「オークション案内」STEP 05 落札確認および決済

値のついた絵を目の前で見るとは、どんな経験だろうか。1億で落札すれば1億では終わらない。手数料とその付加価値税まで含めて およそ1億1,980万ウォンを用意しなければならない。プレビューで推定価格だけを見て予算を立てると、ずれてしまう。

応札は 会場・電話・書面・オンラインライブ の四つである。書面と電話は オークション前日の深夜零時、オンラインパドルは オークション開始2時間前までに申請する。見るだけなら、ここまで知っていれば十分だ。

2026年8月25日時点。 以上の内容はソウルオークション・ケイオークションの公式ページで確認した。手数料率と営業時間、プレビューの日程は 変わることがある。 とくにプレビューの日程は回ごとに違う。行く前に各社の告知をもう一度見るのがよい。SUE GALLERYはオークション会社とは何の関係もない。応札や購入を勧めるものではない。

プレビューのほかに、いつもひらいている無料の展覧会はないのか

ある。プレビューは回ごとに数日ずつしかひらかない。一方で 商業ギャラリーの展覧会は年間のほとんどが無料である。明洞の SUE GALLERYもそのひとつだ。 月〜日 11:00–19:00、入場料なしで若手作家の個展をひらく。出典:SUE GALLERY 開廊案内

オークションのプレビューで、名の定まった作家の値を見たあとに まだ値の定まっていない作家の絵を見ると、印象が変わる。両方を同じ月に見ることが、美術市場を理解するいちばん早い道である。

値のついた絵の前に立ってみる経験は、思ったより長く残る。あなたが次にどの絵の前で長く立ち止まるかは、行ってみなければ分からない。

ソウルでお金をかけずに美術を見る方法は、思ったより多い。フリーズ・ウィークにギャラリーが夜遅くまで無料でひらく ネイバーフッド・ナイト タイムテーブル、百貨店がひらく ロッテ・アートウィーク、明洞一帯の 無料の展覧会ガイド、ソウル全域の 展覧会おすすめがある。 開催中の展覧会アクセスもここにある。

よくあるご質問

美術オークションのプレビューは本当に無料ですか。
はい。ソウルオークションは公式のオークション案内に「プレビューの観覧は、オークションの応札とは関係なく、どなたでも無料で観覧できます」と明記し、ケイオークションも公式のHow to Bid案内に「The preview exhibition is free of charge」と記しています。応札の意思や購入履歴を条件にしていません。
作品を買うつもりがなくても入ってよいのですか。
入れます。プレビューは応札とは無関係にひらかれています。むしろオークション会社は出品作をあるがままに販売するため、実物の確認を前提にオークションを進行しており、だからこそプレビューが制度的に必要なのです。ソウルオークションは、会場のスペシャリストに作品の説明を頼めるとも案内しています。
プレビューの観覧に予約は必要ですか。
両社の公式案内のどこにも、プレビューの観覧に予約が必要という文言はありません。予約と事前申請は応札の段階でのみ求められ、書面・電話での応札はオークション前日の深夜零時、オンラインパドルはオークション開始2時間前までです。ただし営業時間内に訪問する必要があります。
プレビューは何時までやっていますか。
回ごとに異なります。ソウルオークション江南センターは公式のアクセス案内で10時から19時まで、ケイオークションの8月オークションのプレビューは10時30分から18時30分まででした。プレビューの期間中はおおむね休館なく運営されますが、正確な時間は各社サイトの告知が基準です。
ソウルオークション江南センターの駐車はどうすればよいですか。
ソウルオークションの公式アクセス案内に、江南センターの駐車場の住所がソウル特別市 江南区 新沙洞636-6として、会場の住所(彦州路864、新沙洞636-4)とは別に表記されています。カーナビには駐車場の住所を別に入力するほうがよいでしょう。駐車料金と無料時間は公式案内に表記がないため、訪問前に代表番号での確認が必要です。
落札したら落札価格だけを払えばよいのですか。
いいえ。ソウルオークションの場合、国内オークションの購入手数料は一律18%で、付加価値税は別です。公式案内は落札価格と購入価格(落札価格+手数料+付加価値税)を区別しています。また落札は撤回できず、やむをえず撤回する場合は落札価格の30%を違約罰として納めなければなりません。

あわせて読む