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2026年 個展

イメージの残像と編集 ― 神話からアイドルまで反復される欲望

ユ・ヨンウン・02-28 – 03-16
イメージの残像と編集 ― 神話からアイドルまで反復される欲望
展覧会について 作品 作家

ユ・ヨンウンの仕事は、私たちが知っていると信じている人物についての根本的な問いから出発します。スーパーヒーロー、大衆スター、政治的人物など、同時代に繰り返し消費されるイメージは、はたしてどれほど実体に近いのでしょうか。作家は、そのイメージがつくられ編集されていく過程を、愉快に、面白く見せます。華やかな色彩と誇張されたかたちは親しみやすく愉快な印象を与えますが、その裏にはイメージの反復露出と象徴的な誇張の結果が横たわっています。

紙で積みあげた顔

見た目は華やかで面白くとも、表面は無数の紙片からできています。作家はこれを通して語ります——私たちが知っている人の姿もまた、実はこうしてつくられたものではないか、と。

おかしいけれど、少しだけよそよそしい

ユ・ヨンウンの作品は難しくありません。スーパーヒーローのようでもあり、漫画の主人公のようでもあります。どこか愛らしく誇張されていて、思わず笑みがこぼれます。

ところがしばらく眺めていると、妙な感じが立ちのぼります。見慣れているのによそよそしく、面白いのにどこか居心地が悪い。その感情こそが作家の意図であり、本展の核心です。

本展では彫刻だけでなく絵画作品もあわせてご覧いただけます。彫刻は紙と色が実際に幾重にも積み重なってできあがる姿を見せ、絵画はイメージが私たちの頭のなかでどのように記憶され、変形されるのかを見せます。

気軽にご覧になり、ゆっくり考えてみてください

本展は正解を示すための場ではありません。代わりに、こんな問いを静かに差し出します。自分が知っていると信じているこの人は、本当にその人なのか。自分が見ているイメージは誰がつくったのか。自分はそのイメージをただ消費しているだけではないのか。

どうぞ気負わずご覧になり、笑い、写真も撮って、少しのあいだ考えてみてください

ユ・ヨンウン Yoo Youngwoon|Sculptor。大衆文化とメディアがつくり出した神話的イメージと人間の欲望を、彫刻によって探究してきた作家。西洋画を専攻したのち彫刻へと領域を広げ、独自の造形世界を築いてきた。メディアのなかのアイドル、スーパーヒーロー、神話的人物など、現代社会が生み出した象徴を、幼い子どもの身体比例と結びつけて表現する仕事で知られる。作品は国立現代美術館美術銀行をはじめとする主要機関やコレクションに収蔵され、ドバイ王家コレクションを含む海外のコレクターにも広く知られている。またニューヨークのサザビーズのオークションやソウルオークションを通じて、美術市場でも継続的に注目を集めてきた。