
こんにちは。主に人に良い気を届ける絵を描いているSURE KIMです。
長く命理学を学んできたので、どうせなら東洋哲学を通して良い意味を込めた作品を紹介したいと思いました。
東洋ではとくに花を繁栄と豊かさの意味で受けとめ、美しいかたちの花瓶とともに家に置いて、装飾としての効果と、花のもつ無形の豊かさをあわせて享受したいと考えてきました。
歴史を見ても、東洋と西洋では芸術への態度が違っていたと思います。東洋では作品の美しさとともに、登場する題材に特別な意味を置いてきました。たとえば十長生や牡丹、器皿折枝のように、人々が世俗的に望む生と願いを作品に込めたのです。昔の人は厄を退ける、結婚、富貴栄華、長寿といったきわめて現実的な理由で絵を描いたり所有したりしました。良い意味の絵を持っていれば、それが自分と家族に良い影響を与えると信じていたからです。
私の描く花のシリーズには「福花」という名をつけています。豊かで美しい生への憧れもありますが、花瓶と花の全体の色合いとデザイン、かたちを通して、五行的に足りない部分を補う要素を入れています。
たとえば「青い花瓶の福花」シリーズは主に木の五行が足りない方へ、闇を照らす福花シリーズは水の五行が足りない方へ、安定と平和のシリーズは金の気が足りない方へ、足りない五行を補う要素を込めています。
とくに昨年から描きはじめた「絨毯の上の花」シリーズは、いま世の中があまりに混乱し、対立と反目が強まる時期なので、人がもう少しやわらかく和やかな心をもってほしいという願いを込めました。
命理的に見ると、2025年から2027年までは宇宙から強い火の気が入ってくる時期で、人が興奮しやすく、是非を明らかにするために対立と紛争が増える時期でもあり、社会的な疲れが溜まりやすい。そうした空気を少しやわらげたかったのです。
はい。東洋では調和と均衡を重んじますが、四柱を見ると木火土金水の五行が均等に釣り合った命式をもつ人はそう多くありません。
五行が均等に釣り合った命式の人は人生の起伏をそれほど大きく受けないのに対し、一方に偏った命式や特定の五行が足りない命式の方は、運によって浮き沈みが激しく、流れを大きく受けるので、経なければならないことが多くなります。
描いているうちに、作品のなかに足りない部分を補う色やイメージを込めれば、ある程度は助けになるのではないかと思って試みた仕事です。どうせなら自分に役立つ色と意味を込めた絵を壁に掛けて、よく目にしていれば、その影響を受けないはずがないでしょう。
はい、そうなんです。どこから始まったのかは分かりませんが、ヒマワリの絵を玄関に掛けると金運が良くなるという話が広まったようです。それは、一般の方には分かりにくい芸術的な価値よりも、直感的で実利的な部分への率直な反応なのだと思います。どうせなら富貴栄華のような世俗的な絵を持ち、家に掛けたいということですよね。
すでに西洋の科学と合理性が世界を支配している時代でありながら、人が命理や東洋哲学のような話に関心をもつのは、実際に生きていると科学では説明のつかない部分があるからです。
科学者が研究を進めると、初期は客観的なデータをもとに仮説と理論を探っていくのに、結局は「神は存在する」という結論に至ることがあるそうです。何か説明のつかない超現実的な世界を見出すということでしょう。
現代に入って芸術が難解になりはじめてから、西洋のいう芸術の価値も、解釈があまりに主観的で恣意的な部分が多いと感じます。答えのない芸術性を誰が評価できるのか。ときにはまったく理解も共感もできない作品が注目され、高く評価されることもあります。一般の人を説得できない芸術が、はたしてどんな意味と価値をもちうるのか、という疑問が湧きます。
私は誰もが分かりやすく共感できる題材を扱いたいと思っています。デザインとして美しくあり、装飾的でもあり、良い意味を込めるべきだと考えています。
マティスもすでに「芸術は装飾である」という言葉を残していますが、芸術をあまりに難解に捉えはじめると大衆から遠ざかり、ごく一部の集団だけが享受する領域になってしまいます。
また、過去ではなく現在と未来という同時代の人が共感できる話をすべきだと思っていて、私は主に幸福のような前向きで良い意味を込めようと努めています。